法務部って、会社の中で微妙なポジションですよね。
経営陣の近くにいるようでいて、現場からは「面倒くさい部署」と思われがち。各部署の相談に乗るけれど、最終的には「ダメ」と言わなければならない場面も多い。
そんな法務部員の社内での立ち位置を、動物に例えて分類してみました。
「あー、これ私だ…」と思うものがきっとあるはず。
🦇 コウモリ型法務(どっちつかず系)
特徴
- 経営陣の前では「現場の声を代弁します」
- 現場の前では「経営の方針なので…」
- 都合よく立場を使い分けてしまう
あるある行動
「役員会議では『現場が反対してまして』と言い、現場では『上の方針で決まったことなので』と言う」
周りからの見られ方
「結局、法務って何を考えてるの?」
「いつも曖昧な返事しかしない」
ChatGPTに相談したら?
この立場の使い分けは適切ですか?
→「一貫した基準で判断することをお勧めします」
きっと正論で返されます(苦笑)
🐶 番犬型法務(吠えるけど噛まない系)
特徴
- リスクについては声高に警告する
- でも最終的には押し切られがち
- 「言うだけ言ったから責任は果たした」感
あるある行動
「そのスキーム、リーガルリスクがあります!」(力説)
→ 営業部「でも売上のためには…」
→ 「…まあ、注意してやってください」(結局折れる)
周りからの見られ方
「法務は最初は反対するけど、最後は何とかしてくれる」
「吠えてるだけで、実は優しい」
ChatGPTに聞いてみた
リスクを指摘しても聞いてもらえません
→「書面での警告を残し、リスクが顕在化した場合の対策も提案してみてください」
...さすがAI、建設的です
🐧 ペンギン型法務(群れの中でヨチヨチ系)
特徴
- 他の法務部員と横並びを意識しすぎ
- 「他社はどうしてますか?」が口癖
- 独自判断を避けがち
あるある行動
新しい契約スキームの相談
→ 「業界の標準的な対応を調べてから回答します」
→ 3週間後「他社事例が見つからないので、保留で…」
周りからの見られ方
「法務って、いつも『前例がない』って言うよね」
「スピード感がない」
ChatGPTの活用法
他社事例がない新しいスキームの法的リスクを教えて
→ 瞬時に一般的なリスクパターンを提示
これ、便利です(ペンギン型にはありがたい)
🦌 シカ型法務(ライトに当たるとフリーズ系)
特徴
- 突然の相談でパニックになる
- 「ちょっと調べさせてください」が多い
- 実は優秀だけど瞬発力がない
あるある行動
営業部長「この契約、今日中に判断して」
→ 頭真っ白「え、えーっと…」
→ 家に帰ってから冷静に考えると的確な答えが浮かぶ
周りからの見られ方
「法務って、その場で答えられないことが多いよね」
「でも、後から来る回答は確実」
救世主:ChatGPT
急な相談でも、とりあえずChatGPTに聞いて初期回答
→ 一旦時間を稼いで、後で精査した正式回答
シカ型には神ツール
🦅 ワシ型法務(上空から全体を見下ろす系)
特徴
- 常に俯瞰的な視点を持つ
- リスクの本質を見抜く力が高い
- ただし、現場感覚とズレることも
あるある行動
現場「この契約の印紙はいくらですか?」
→ 「その前に、なぜこのスキームを選んだのですか?根本的なリスクが…」
→ 現場(心の声)「印紙のことだけ聞いたのに…」
周りからの見られ方
「法務の○○さんは頭いいけど、話が長い」
「でも、重要な視点をくれる」
ChatGPTとの相性
包括的なリスク分析を依頼
→ ワシ型の思考パターンと似た網羅的回答
意外と馬が合う
🐱 ネコ型法務(気まぐれ・マイペース系)
特徴
- 興味のある案件には積極的
- つまらない案件は適当になりがち
- でも、なぜか周りから愛される
あるある行動
AI・新技術の契約「面白そう!徹底的に調べます」
定型的な売買契約「…テンプレートでお願いします」
周りからの見られ方
「○○さんって、案件によって温度差激しいよね」
「でも、ハマったときの仕事は神レベル」
ChatGPTの使い方
興味ない案件→ChatGPTに丸投げ
興味ある案件→ChatGPTと対話しながら深掘り
使い分けが上手
🐹 ハムスター型法務(せっせと蓄積系)
特徴
- 過去の契約書・判例を大量保存
- 「前にも似た案件が…」と資料を探し出す
- でも整理が追いつかない
あるある行動
「この論点、確か2年前の○○案件で…」
→ フォルダを30分かけて探す
→ 「あれ?どこだっけ…」
周りからの見られ方
「○○さんの机の資料の山、すごいよね」
「でも、なんでも覚えてる記憶の人」
ChatGPTで解決?
大量の過去資料をプロジェクト機能で整理
→ AIが瞬時に類似案件を検索
ハムスター型の救世主
🦊 キツネ型法務(知恵と処世術系)
特徴
- 社内政治を巧みに泳ぐ
- 各部署との関係性を大切にする
- 法的正論と現実的解決のバランスが絶妙
あるある行動
リスクの高い契約相談
→ 「法的にはグレーですが、○○の条件を追加すれば…」
→ 「ただし、○○部長には事前に根回しを」
周りからの見られ方
「さすが法務のエース」
「頼りになる」
ChatGPTとの関係
AIで法的論点を整理
→ 人間関係は自分で調整
完璧な分業制
🐨 コアラ型法務(のんびり・癒し系)
特徴
- 常にマイペース
- でも周りを和ませる存在
- 意外と的確なアドバイスをする
あるある行動
急ぎの相談「明日までに回答を」
→ 「はーい、わかりました」(のんびり)
→ 翌日ギリギリに的確な回答
周りからの見られ方
「○○さんって、なんか見てるだけで癒される」
「スピードは遅いけど、仕事は確実」
ChatGPTの活用
のんびり屋でもAIがスピードをカバー
→ 相変わらずマイペースだけど効率UP
本人は気づいてない
🎯 あなたはどの動物タイプ?
読んでいて「これ、私だ…」と思ったタイプはありましたか?
実は、どのタイプにもそれぞれの良さがあります。
大切なのは、自分のタイプを自覚して、それを活かす働き方を見つけること。
そして、ChatGPTなどのAIツールは、どのタイプの法務部員にとっても、弱点を補強してくれる心強い味方になります。
🤖 ChatGPTに聞いてみた
法務部員に必要な動物的特性を教えて
回答:
・ワシの俯瞰力
・キツネの知恵
・ペンギンの協調性
・ネコの柔軟性
・ハムスターの記憶力
...全部必要かよ!
完璧な法務部員になるのは無理でも、AIの力を借りながら、自分らしく法務の仕事を楽しんでいきましょう。
P.S. この記事を読んで「うちの法務部員、完全にシカ型だ」と思った他部署の方、温かく見守ってください。きっと後から素晴らしい回答をくれるはずです(笑)
※この記事に登場する動物及び法務部員は、すべてフィクションです(たぶん)