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契約レビュー、ハラスメント対応、契約管理、マスキング、AI法律相談など、 目的に合わせて使える実務ツール・プロンプト集をまとめています。

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LegalOSシリーズ活用ガイド|第2話
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LegalOSとプロンプト集の違い|AIに指示するだけでは足りない法務業務とは

法務AIプロンプト集を使うと、ChatGPTなどに契約書レビュー、相談整理、チェックリスト作成などを依頼しやすくなります。プロンプトの型をそろえれば、AIへの指示は安定し、出力もぶれにくくなります。

一方で、法務実務には「AIに指示する前」と「AIに指示した後」の作業が多くあります。契約依頼の受付、資料の整理、AIに入れる前のマスキング、AI出力の確認、コメント案の整理、承認、差戻し、記録、証跡管理。これらは、プロンプトの工夫だけでは管理しきれません。

LegalOSシリーズは、まさにこの「AIに指示する前後の業務」を支えるツール群です。本記事では、「LegalOS プロンプト集 違い」を実務目線で整理し、どちらをどの場面で使うかを具体的に解説します。

💡 ChatGPTへの指示を整えたい場合は法務AIプロンプト100選、契約依頼・承認・記録を整理したい場合はLegalOSシリーズ、契約書をAIに入れる前の前処理が気になる場合はLegalOS マスキングをご確認ください。

まず結論:プロンプト集は「AIへの指示」、LegalOSは「業務を回す道具」

本記事の結論

法務AIプロンプト集は、ChatGPTなどへの指示テンプレートです。AIに「何を」「どんな形式で」出力させるかを整えます。

LegalOSシリーズは、法務業務の入口・整理・前処理・記録・承認を支えるツール群です。AIに指示する前後の工程を整えます。

・両者は競合ではなく、補完関係にあります。どちらか一方では、法務業務全体は回りません。

・そして、どちらも法的判断を代替するものではありません。契約締結可否、リスク許容度、印紙税の最終判断などは、法務担当者・責任者・必要に応じて専門家が行います。

図解1:プロンプト集とLegalOSシリーズの違い

まず、両者の役割を左右に並べて比較します。

A. プロンプト集

法務AIプロンプト集

役割
AIへの指示テンプレート
使う場面
ChatGPT等に、レビュー・要約・整理・下書きをさせるとき
得意なこと
論点整理、要約、コメント案、修正文案、チェックリスト化
限界
依頼受付、ファイル管理、承認、記録、マスキングは別途必要
向いている人
ChatGPTを法務実務で使いたい人
B. LegalOSシリーズ

LegalOSシリーズ

役割
法務業務を回す道具
使う場面
依頼受付、案件管理、前処理、承認、記録、整形、判定補助
得意なこと
業務の整理、記録化、AI入力前の前処理、進捗管理
限界
AIへの細かい指示設計はプロンプト集が向いている
向いている人
法務業務の入口から記録まで整えたい人

つまり、プロンプト集は「AIに何をさせるか」を整え、LegalOSシリーズは「法務業務をどう回すか」を整える、と理解すると分かりやすくなります。

法務AIプロンプト集が向いている場面

法務AIプロンプト集が特に役立つのは、「ChatGPTに何を、どの形式で出力させるか」を整えたい場面です。代表的には、次のような場面です。

  • 契約書レビューで論点・観点を出したい
  • 契約書の修正文案・コメント案を作りたい
  • 相手方への返信案・交渉メモのたたき台を作りたい
  • 社内法務相談の事実関係・論点を整理したい
  • 人事労務(パワハラ・セクハラ対応など)のヒアリング項目を整えたい
  • 個人情報、取適法、営業秘密、フリーランス保護法などのチェックリストを作りたい
  • 社内説明資料・研修資料・社内通達のたたき台を作りたい
  • 法改正の確認事項を一覧化したい

これらは、AIに対して「どう指示するか」が結果を大きく左右する作業です。よく使う指示はテンプレート化しておくほうが、出力の品質も時間も安定します。プロンプト集は、そのテンプレートの蓄積と考えると分かりやすいでしょう。

ただし、プロンプト集はあくまで「AIへの指示テンプレート」です。法的判断を完成させるものではありません。AIの出力は、必ず法務担当者が確認し、必要に応じて専門家の助言を得る前提で使ってください。

📘 法務AIプロンプト100選

契約審査だけでなく、人事労務、個人情報対応、AI導入審査、社内規程、コンプライアンス研修まで、幅広くAIへの指示を整えたい場合は、法務AIプロンプト100選をご確認ください。

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LegalOSシリーズが向いている場面

LegalOSシリーズが特に役立つのは、「法務業務の入口・前処理・記録」を整えたい場面です。代表的には、次のような場面です。

  • 契約依頼をメール・チャット・口頭で受けており、案件として整理したい(LegalOS本体・LegalOS Inbox)
  • 契約審査の進捗、誰待ち、差戻し履歴を見える化したい
  • 契約書原本、法務修正版、相手方再提示版、補足資料の版管理を整えたい
  • 承認・決裁・差戻しの履歴を、後から確認できる形で残したい
  • 契約書や相談資料をChatGPTに入れる前に、個人名・取引先名・金額などを伏せたい(LegalOS マスキング)
  • Word契約書の条番号・見出し・インデントの崩れを整えたい(LegalOS 契約書一発整形)
  • 契約書の印紙税区分を確認したい(LegalOS 印紙税判定)
  • 社内相談のヒアリング項目を整理したい(LegalOS 法律相談)

これらは、プロンプトの工夫だけでは扱いにくい領域です。AIに何を指示するかという問題ではなく、「業務をどう受け、どう整理し、どう記録するか」という問題だからです。

もちろん、LegalOSシリーズも法的判断を行うものではありません。各ツールは、業務工程を整え、AIに渡す前のデータを整え、判断の証跡を残すことを目的としています。最終的な契約締結可否や、印紙税の最終判断などは、法務担当者・責任者・必要に応じて専門家が行います

🗂️ LegalOSシリーズ

契約依頼、契約審査、承認、差戻し、記録、証跡管理を一つの流れで整理したい場合は、LegalOSシリーズをご確認ください。

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図解2:法務業務フロー上の使い分け

次に、契約審査を例に、法務業務フローのどこでLegalOSシリーズを使い、どこでプロンプト集を使うかを整理します。

1

依頼受付

事業部からの契約依頼・相談を、メール・チャット・口頭から「案件」として整理する工程です。

LegalOS本体/LegalOS Inboxで案件化
2

資料整理

契約書原本、関連資料、過去の類似契約などを整理し、案件に紐付けます。

LegalOS本体でファイル・版を管理
3

AI入力前のマスキング

ChatGPT等に入力する前に、個人名・取引先名・契約金額・営業秘密などを伏せる前処理を行います。

LegalOS マスキングで前処理
4

プロンプト集でAIに指示

マスキング済みの契約書に対して、論点抽出・修正文案・コメント案などを依頼します。

契約書AIレビュー専用プロンプト集/法務AIプロンプト100選
5

AI出力を法務担当者が確認

AIの出力は下書きとして扱い、論点の妥当性・抜け漏れ・誤りを必ず人間が確認します。

人間が判断
6

コメント・修正文案に整える

AI出力をベースに、相手方に出すコメント・修正文案を整えます。

プロンプト集で文案調整 最終文案は人間が確定
7

承認・差戻し

法務確認、上長承認、事業部への差戻しを記録に残しながら進めます。

LegalOS本体で承認・差戻し記録 承認判断は人間
8

記録・証跡管理

案件の最終版、コメント履歴、承認履歴を一つの案件として残します。後日の照会・監査対応で活きる証跡です。

LegalOS本体で記録

このように見ると、1〜3と7〜8がLegalOSシリーズの領域4と6がプロンプト集の領域5は人間の判断、というように整理できます。AIへの指示だけを切り出して語ると、前後の工程が抜け落ちやすいことが分かります。

プロンプト集だけでは足りない業務

プロンプト集は、AIへの指示を整えるツールです。逆に言えば、AIの外側で起きる業務までは管理しません。具体的には、次のような業務はプロンプトだけでは扱いきれません。

  • 依頼受付:メール、チャット、口頭で来る依頼を「案件」として並べる仕組み
  • 案件管理:誰の案件か、どこまで進んでいるか、誰待ちかの可視化
  • ファイル管理:原本、修正版、再提示版、補足資料の整理
  • 承認記録:誰がいつ承認したかの記録
  • 差戻し履歴:差戻し理由、対応者、再提出のやり取り
  • マスキング:AIに入れる前に個人名・社名・金額を伏せる前処理
  • 契約書整形:条番号・見出し・インデントの体裁を整える作業
  • 印紙税判定:契約類型に応じた印紙税区分の確認
  • 記録・証跡管理:監査・後日の確認に耐える形での記録化

図解3:プロンプト集だけでは足りない業務マップ

A依頼受付

メール・チャットで散らばる依頼は、プロンプトでは案件化できません。

補完LegalOS本体/LegalOS Inbox

B案件管理

誰待ち・差戻し・承認待ちの可視化は、プロンプトの仕事ではありません。

補完LegalOS本体

Cファイル管理

原本・修正版・補足資料の整理は、AIへの指示とは別問題です。

補完LegalOS本体

D承認記録

誰がいつ承認したかをプロンプトで残すことは想定されていません。

補完LegalOS本体

E差戻し履歴

差戻し理由と再提出のやり取りは、案件単位で記録する必要があります。

補完LegalOS本体

Fマスキング

個人名・取引先名・金額を伏せる作業は、AIに入れる前の処理です。

補完LegalOS マスキング

G契約書整形

条番号・見出し・インデントの体裁崩れは、プロンプトでは直しにくい領域です。

補完LegalOS 契約書一発整形

H印紙税判定

契約類型に応じた印紙税区分の確認は、専用ツールでの補助が安定します。

補完LegalOS 印紙税判定

I記録・証跡管理

監査や後日の照会に耐える形での記録は、ツール側の機能が必要です。

補完LegalOS本体

LegalOSだけでは足りない業務

逆に、LegalOSシリーズだけで全てがまかなえるわけでもありません。LegalOSシリーズは業務を回す道具ですが、AIに何をどう指示するかという「指示設計」は、プロンプト集に分があります。具体的には、次のような業務です。

  • AIへの指示設計:契約レビューの観点、出力フォーマット、条件付き出力などの設計
  • 契約レビュー観点の細分化:NDA、業務委託、ライセンス、保守、賃貸、合弁などの類型別観点
  • コメント案作成:相手方に出すコメント・反論案・代替案
  • 修正文案作成:条文の修正案・追加案
  • 社内説明資料作成:事業部向けに条項リスクを説明するスライドのたたき台
  • 研修資料作成:コンプライアンス研修・契約実務研修のドラフト
  • 法改正チェックリスト化:改正法・ガイドラインに基づく社内対応リスト
  • 相談回答案の文案化:社内相談に対する一次回答のたたき台

図解4:LegalOSだけでは足りない業務マップ

AAIへの指示設計

出力フォーマットや条件指示は、テンプレート化が向いています。

補完法務AIプロンプト100選

B契約レビュー観点

契約類型別の観点の整理は、専用プロンプト集の使いどころです。

補完契約書AIレビュー専用プロンプト集

Cコメント案作成

相手方への返信案・反論案のたたき台は、プロンプトで効率化できます。

補完契約書AIレビュー専用プロンプト集

D修正文案作成

条文修正案のたたき台作成も、プロンプトの得意領域です。

補完契約書AIレビュー専用プロンプト集

E社内説明資料

事業部向けの条項リスク説明資料も、プロンプトでたたき台を作れます。

補完法務AIプロンプト100選

F研修資料作成

コンプライアンス研修等のドラフトもプロンプトで効率化できます。

補完法務AIプロンプト100選

G法改正チェックリスト

改正法・ガイドラインの社内対応リストは、プロンプトで整えやすい領域です。

補完改正法対応プロンプト集ハブ

H相談回答案

社内相談に対する一次回答のたたき台は、プロンプトで形が作りやすいです。

補完法務AIプロンプト100選

表1:LegalOSシリーズと法務AIプロンプト集の比較一覧

比較項目 法務AIプロンプト集 LegalOSシリーズ 併用するとよい場面
主な役割 AIへの指示テンプレート 法務業務を回す道具 AIの前後を含めて業務全体を整えたいとき
使うタイミング ChatGPT等に指示するとき 依頼受付・前処理・記録のとき 依頼から記録まで通しで整理したいとき
得意な作業 論点抽出・要約・コメント案・修正文案 案件管理・前処理・承認・記録 レビュー+承認+記録を一連で行うとき
苦手な作業 承認・記録・ファイル管理 細かいAI指示設計 双方を組み合わせると補い合える
契約審査 レビュー観点・修正案の生成に強い 進捗・版管理・承認に強い レビュー+進捗管理を同時に行いたいとき
個人情報・営業秘密 整理のためのプロンプトを提供 マスキングによる前処理を提供 AI入力前にマスキング→プロンプトで整理
案件管理 原則として対象外 中心的な役割 案件単位で記録を残したいとき
承認・記録 記録機能はなし 承認・差戻し・履歴に強い 監査・後日照会への対応
法改正対応 確認事項・チェックリストの整理 対応タスク・記録の管理 整理→展開→記録を組み合わせる
一人法務との相性 AI活用の起点として有効 属人化の解消に有効 両者を段階的に導入する

契約書レビューでの併用例

最も分かりやすい併用例が、契約書レビューです。実際の流れは、おおむね次のようになります。

  1. 事業部からの契約審査依頼を、LegalOS本体またはLegalOS Inboxで案件として受け付ける
  2. 原本・関連資料を案件に紐付ける
  3. LegalOS マスキングで、個人名・取引先名・契約金額・営業秘密などを伏せる
  4. マスキング済み契約書を、契約書AIレビュー専用プロンプト集でChatGPT等にレビューさせる
  5. AI出力(論点・修正案・コメント案)を法務担当者が確認する
  6. コメント・修正版を作り、LegalOS本体で承認・差戻し・履歴を記録する

この流れであれば、「AIに何を任せ、何を人間が判断し、何を記録するか」が明確になります。AIへの指示はプロンプト集、業務管理はLegalOS、判断は人間、という役割分担が崩れにくくなります。

🛡️ 契約書レビューの併用ツール

契約書をAIに入力する前に個人名・取引先名・金額などを伏せたい場合はLegalOS マスキング、マスキング済み契約書をAIでレビューしたい場合は契約書AIレビュー専用プロンプト集をご確認ください。

LegalOS マスキングを見る 契約書AIレビュー専用プロンプト集を見る

個人情報対応での併用例

個人情報を含む相談や資料の扱いは、特に慎重さが求められます。たとえば、社内から「漏えいの疑いがある」という相談が上がった場合、関連する氏名・住所・通信履歴などをそのまま外部AIに入力するのは適切ではありません。

このような場面では、次の流れが現実的です。

  1. LegalOS マスキングで、個人名・住所・連絡先などを伏せる
  2. 法務AIプロンプト100選や個人情報対応プロンプトで、確認事項・対応フロー・社内通知文案などを整理する
  3. 報告義務・本人通知義務の最終判断は、人間(必要に応じて専門家)が行う
  4. 対応経過はLegalOS本体で記録に残す
個人情報保護法における漏えい等報告義務について:令和2年改正により、一定の漏えい等が発生した場合、個人情報保護委員会への報告および本人への通知が義務化されています(個人情報保護法26条、施行規則7条)。要報告事案に該当するかの最終判断は、必ず一次情報および専門家確認のうえで行ってください。LegalOSやプロンプト集は、整理・記録・確認事項の洗い出しに用いる補助ツールであり、判断そのものを代替するものではありません。

AI導入審査での併用例

事業部から「このAIサービスを使いたい」という相談が来た場合の流れも、同じ構造になります。

  1. AI導入相談を、LegalOS本体またはLegalOS Inboxで案件化する
  2. 法務AIプロンプト100選改正法対応プロンプト集ハブで、確認事項(データの取り扱い、再委託、学習利用、越境移転、AI事業者ガイドライン適合性など)を整理する
  3. ベンダー資料や契約情報のうち、機微な情報はLegalOS マスキングで前処理してからAIに入れる
  4. 事業部・上長・法務担当者の確認と承認をLegalOS本体で記録する

AI導入審査は、契約・データ・規制・社内ルールが交錯する領域です。プロンプトで確認事項を整え、LegalOSで案件と記録を管理し、判断は人間が行う、という分担が安全です。

法改正対応での併用例

法改正対応も同じ構造で整理できます。

  1. 改正法対応プロンプト集ハブを使って、改正点・確認事項・社内説明資料・チェックリストを整える
  2. LegalOS本体で、対応タスクの担当者・期限・進捗・承認を管理する
  3. 改正法の解釈や運用方針については、一次情報(法令・施行規則・ガイドライン・パブコメ回答など)の確認、および必要に応じて専門家への確認を行う

プロンプト集は確認事項の整理に強く、LegalOSは対応の記録に強い、という役割分担が見えてきます。どちらも法解釈の最終判断を行うものではない点は、改めて強調しておきます。

図解5:併用パターン図

契約書レビュー

LegalOS側依頼受付・マスキング・承認・記録 プロンプト側論点抽出・コメント・修正案 人間締結可否・最終文案

個人情報対応

LegalOS側マスキング・案件化・記録 プロンプト側確認事項・通知文案の整理 人間報告・本人通知の最終判断

AI導入審査

LegalOS側案件化・マスキング・承認 プロンプト側確認事項・契約観点整理 人間導入可否・条件設定

法改正対応

LegalOS側対応タスク・進捗・記録 プロンプト側改正点整理・チェックリスト 人間解釈・運用方針の確定

一人法務の案件管理

LegalOS側依頼受付・進捗・記録の属人化解消 プロンプト側レビュー・相談整理の効率化 人間判断・優先順位付け

表2:業務別の使い分け一覧

業務 LegalOSシリーズで行うこと プロンプト集で行うこと 人間が判断すること
契約審査 依頼受付・版管理・承認・記録 論点抽出・修正案・コメント案 締結可否・最終文案・交渉方針
NDAレビュー 案件化・マスキング・承認 類型別観点・修正条文の整理 開示範囲・締結可否
業務委託契約レビュー 案件化・マスキング・記録 役務範囲・責任・支払条件の整理 商務条件・締結可否
個人情報対応 マスキング・対応経過の記録 確認事項・通知文案の整理 報告・本人通知の最終判断
営業秘密管理 マスキング・社内案件化・記録 管理体制チェックリストの整理 秘密保持義務の運用判断
AI導入審査 案件化・マスキング・承認 導入観点・契約観点の整理 導入可否・条件設定
法改正対応 対応タスクの管理・記録 改正点・確認事項の整理 解釈・運用方針の確定
社内相談 相談の案件化・記録 事実整理・論点整理 回答方針・社内調整
契約書整形 条番号・体裁の整形 条文の論点・修正観点の整理 内容面の確定
印紙税判定 契約類型に応じた判定補助 判定観点の整理 最終的な税区分・金額の確定
承認・記録管理 承認・差戻し・履歴の管理 原則として対象外 承認判断・差戻し判断

どちらを先に導入すべきか

どちらから入るかは、現状の悩みによって変わります。いきなり全てを揃える必要はなく、段階的に導入することをお勧めします。

  • まずChatGPTを法務で試したい:法務AIプロンプト100選から
  • 契約レビューが多く効率化したい:契約書AIレビュー専用プロンプト集から
  • 契約書をAIに入れる前の不安が強い:LegalOS マスキングから
  • 契約依頼・承認・記録が散らばっている:LegalOS本体から
  • 一人法務・少人数法務で全体を整えたい:プロンプト集+LegalOS本体の併用を検討
  • 法改正対応を社内で整えたい:改正法対応プロンプト集ハブ+LegalOS本体の併用

表3:読者タイプ別のおすすめ導入順

読者タイプ まず検討するもの 次に検討するもの 理由
ChatGPTを法務で試したい人 法務AIプロンプト100選 LegalOS マスキング まずAI指示の型を持ち、次に前処理を整える
契約審査を効率化したい人 契約書AIレビュー専用プロンプト集 LegalOS マスキング/本体 レビューの型→前処理→案件管理の順で広げる
AI入力前処理が不安な人 LegalOS マスキング 契約書AIレビュー専用プロンプト集 前処理を固めてからAI活用に進む
依頼・承認・記録が散らばっている人 LegalOS本体 法務AIプロンプト100選 まず業務の入口・記録を整え、次にAI活用
一人法務・少人数法務 LegalOS本体+プロンプト集 LegalOS マスキング・整形・印紙税判定 属人化解消とAI活用を並行で進める
法改正対応を整理したい人 改正法対応プロンプト集ハブ LegalOS本体 整理→展開→記録の順で固める
社内相談を案件化したい人 LegalOS本体/Inbox 法務AIプロンプト100選 相談の入口を整え、整理にAIを使う

注意点:どちらも法務判断を代替しない

共通の前提:本記事で紹介しているプロンプト集およびLegalOSシリーズは、いずれも法的判断を代替するものではありません
  • プロンプト集は、AIへの指示テンプレートであり、AI出力をそのまま法的判断として用いることは想定していません。
  • LegalOSシリーズは、法務業務を整理・管理・前処理・記録するツールであり、契約締結可否やリスク許容度の判断そのものを行うものではありません。
  • 契約締結可否、印紙税の最終判断、個人情報・営業秘密の入力可否、法改正対応の最終判断は、法務担当者・責任者が、必要に応じて弁護士・税理士・情報セキュリティ担当・専門家の確認を経て行ってください。
  • 「マスキングすれば何を入れても安全」ということもありません。マスキング後でも、業務上不適切な情報の外部送信は避ける、社内ルールに従う、利用するAIサービスの利用規約とデータ取扱方針を確認する、といった運用が必要です。

LegalOSシリーズと法務AIプロンプト集を組み合わせる

AIへの指示テンプレートには法務AIプロンプト100選・契約書AIレビュー専用プロンプト集、業務の入口・前処理・記録化にはLegalOSシリーズ・LegalOS マスキングをご活用ください。

LegalOSシリーズ LegalOS マスキング 法務AIプロンプト100選 契約書AIレビュー専用プロンプト集

まとめ

  • 法務AIプロンプト集は、ChatGPT等への指示テンプレートです。
  • LegalOSシリーズは、法務業務を回すための道具群です。
  • 両者は競合ではなく補完関係にあります。
  • プロンプト集だけでは、依頼受付・案件管理・承認・記録・マスキング・整形・印紙税判定までは整えにくい領域があります。
  • LegalOSシリーズだけでは、ChatGPTへの細かい指示設計までは補いにくい領域があります。
  • 実務では、LegalOSで入口・前処理・記録を整え、プロンプト集でAIへの指示を整え、最終判断は人間が行うという流れが現実的です。
  • 導入は段階的に進めるのが現実的で、自社の悩みに近い領域から着手するのが効率的です。

次回(第3話)は、「一人法務・少人数法務にLegalOSが向いている理由」を解説します。依頼・審査・承認・記録が、なぜ一人法務で属人化しやすいのか。そして、LegalOSシリーズがその属人化をどのように整えるのかを、具体的な場面で見ていきます。本記事で整理した「業務を回す道具」としてのLegalOSの位置づけが、一人法務の文脈でより具体的にイメージできるはずです。

Legal GPT 実務ツール

記事で学んだ実務を、そのまま使える道具にする。

法務実務にそのまま投入しやすいAIプロンプト集に加え、 契約受付、契約管理、過去相談検索、契約書整形、マスキングまで、 LegalOSシリーズも順次公開しています。

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