Legal GPT Tools

法務実務を、記事で学ぶだけで終わらせない

契約レビュー、ハラスメント対応、契約管理、マスキング、AI法律相談など、 目的に合わせて使える実務ツール・プロンプト集をまとめています。

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「以前にも似た相談を受けた気がするのに、過去の回答が見つからない」。法務部や管理部門で社内相談を受けていると、こうした場面が繰り返し起こります。相談のたびにメールを掘り返し、個人フォルダを探し、担当者の記憶に頼ることになりがちです。

本記事では、LegalOS 法律相談を、過去相談・過去回答・対応メモを登録し、新しい相談から類似する過去相談を検索するための法務ナレッジ管理ツールとして整理します。AIが法律相談に回答するソフトではない点を含め、実機能・使いどころ・注意点を、一人法務・少人数法務の実務目線で解説します。
📌 過去相談がメールや担当者の記憶に埋もれていませんか

過去相談・回答・対応メモがバラバラの場所に散らばっていると、組織として法務ナレッジを蓄積しにくくなります。過去相談・回答を登録し、新しい相談から類似する過去事例を検索したい場合は、LegalOS 法律相談をご確認ください。

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契約レビュー、ハラスメント対応、契約管理、過去相談検索、マスキング。 読んで終わりにせず、実務で使える入口を診断ページで確認できます。

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まず結論:LegalOS 法律相談は「回答するAI」ではなく「過去相談を探すツール」

結論からお伝えします。LegalOS 法律相談は、法律相談に対してAIが法的回答を行うソフトではありません。過去に対応した相談・回答・対応メモを利用者自身が登録し、新しい相談文を入力すると、登録済みの過去相談から類似する候補を検索・表示する、Windows向けローカル型のナレッジ管理ツールです。

LegalOS 法律相談ができること/できないこと(先に整理)
  • 過去相談・回答・対応メモを登録する
  • 新しい相談文から、類似する過去相談を検索する
  • 類似度スコア・抽出キーワード・参考理由を表示する
  • 過去回答を見ながら、現在案件に使えるかを人間が判断する

一方で、AIによる法律相談への回答、個別案件への法的助言、契約書の自動レビュー、自動リスク判定は行いません。出荷時点では過去相談データは0件で、利用者自身が登録して育てていくツールです。

図解:過去相談が埋もれる場所マップ

過去相談・過去回答は、実務上さまざまな場所に分散します。組織として「探せる状態」にしておかないと、ナレッジが蓄積されません。

メール

埋もれるもの:相談本文・添付資料・回答返信

探しにくい理由:件名がバラバラ、スレッドが長い

チャット

埋もれるもの:口頭に近い相談、即答した回答

探しにくい理由:流れていく、検索性が弱い

個人フォルダ

埋もれるもの:下書き・調査メモ・参考資料

探しにくい理由:他の担当者からは見えない

共有フォルダ

埋もれるもの:完成版回答・関連契約書

探しにくい理由:分類ルールが属人化している

Excel台帳

埋もれるもの:相談一覧・対応状況

探しにくい理由:本文ではなく要約のみで実体が分からない

担当者の記憶

埋もれるもの:判断の理由・社内事情

探しにくい理由:本人がいないと再現できない

口頭回答

埋もれるもの:記録に残らない判断

探しにくい理由:そもそも文字になっていない

退職者・異動者のPC

埋もれるもの:過去案件の全データ

探しにくい理由:本人不在で参照不能になる

過去相談が探せないと起きる問題

過去相談・過去回答が散らばったままだと、法務部内で次のような問題が起きやすくなります。

  • 毎回ゼロから調べ直す:似た相談でも、条文確認・社内ルール確認・過去整理を一からやり直すことになります。
  • 回答品質が担当者に依存する:ベテラン担当者と新任担当者で、同じ相談に対する回答品質に差が出やすくなります。
  • 過去の方針と違う回答をしてしまう:以前は条件付きで認めていた論点を、別の担当者が無条件に認めてしまうなど、組織内で回答が一貫しなくなります。
  • 前任者の知見が残らない:退職・異動のたびに、判断の理由や社内事情が失われていきます。
  • 対応スピードが上がらない:相談類型として繰り返し届くテーマでも、毎回同じだけ時間がかかります。
  • 調査時間が増える:一次回答までの時間が長くなり、事業側からの信頼に影響します。
  • 引継ぎが難しくなる:過去対応の経緯がメールやチャットに散らばっていると、引継ぎ資料を一から作る負担が大きくなります。
  • 法務部のナレッジが資産化されない:個人の経験が、組織のナレッジに変わりません。

LegalOS 法律相談で登録する情報

LegalOS 法律相談では、過去相談・過去回答・対応メモを登録します。実機能上の入力項目を断定するのではなく、過去相談ナレッジとして登録しておくと有益な観点を整理します。

  • 過去相談文(事業側から届いた相談本文)
  • 過去回答文(法務として返した回答)
  • 対応メモ(判断の理由、社内事情、未確認事項)
  • 相談類型(NDA、業務委託、人事、個人情報、再委託など)
  • 関連キーワード(後で検索しやすくするためのタグ)
  • 相談日・対応日
  • 担当者
  • 参考資料(参照した条文・社内規程・裁判例など)
  • 注意事項(同種の相談で気を付けるべき点)
  • その後の対応結果(実際にどう運用されたか、追加相談の有無)

表:過去相談として登録しておきたい情報

登録情報具体例登録する理由注意点
過去相談文「業務委託契約で再委託を認めるか」類似検索の中心。文章として残しておく個人名・固有名詞の扱いに留意
過去回答文「再委託は事前承諾を要件として可」後日の相談に対する一次参考になる当時の前提条件を併記しないと誤用されやすい
対応メモ「親会社方針との整合性で判断」判断理由を残し、属人化を防ぐ機密度の高い情報は要分類
相談類型「業務委託/再委託」同種類型をまとめて参照できる類型名を組織内で統一する
関連キーワード「再委託、外注、下請、SLA」表記揺れ対策、検索性向上付けすぎると逆に絞れない
相談日・対応日2025年8月15日法令改正前後の判別に使える古い回答は前提が変わっていないか確認
担当者法務A追加質問・経緯確認の連絡先退職・異動時は引継ぎ要
参考資料下請法・社内再委託基準判断根拠を後追いできる改正・差替後のバージョン管理に注意
注意事項「親会社案件は別途承認」類似相談での見落とし防止条件の例外を漏らさない
その後の対応結果契約締結済み、トラブルなし判断の妥当性を後で検証できる結果のみで判断の正否を結論付けない

図解:LegalOS 法律相談の基本フロー

登録から検索、そして人間判断までの基本フローを整理します。

1

過去相談・回答を登録する

これまでに対応した相談文と回答文を登録します。

ツール側:保存・索引化 人間側:登録対象の選定
2

対応メモを登録する

判断の理由、社内事情、注意事項などを残します。

ツール側:メモを併せて保管 人間側:機密度・公開範囲の判断
3

必要に応じてファイルから本文取り込み

txt、docx、xlsx、pptx、eml、テキストPDFなどから本文を取り込みます。

ツール側:テキスト抽出 人間側:取り込み前のマスキング検討
4

新しい相談文を入力する

事業側から届いた相談文を、検索クエリとして入力します。

ツール側:入力受付 人間側:相談趣旨の要約
5

類似過去相談を検索する

登録済みの過去相談から類似候補を表示します。

ツール側:類似候補の提示 人間側:候補の妥当性を確認
6

類似度スコア・キーワードを確認する

類似度スコア・抽出キーワード・参考理由を確認します。

ツール側:参考値の提示 人間側:スコアを鵜呑みにしない
7

過去回答を参考にする

類似過去相談の回答内容を参考として読み込みます。

ツール側:原文の表示 人間側:当時と現在の前提差を意識
8

現在案件として人間が判断する

事実関係・契約条件・法令・社内方針を踏まえて、最終回答を作成します。

ツール側:判断は行わない 人間側:法務責任者・必要に応じ弁護士

LegalOS 法律相談の主な機能

実機能に即して、主な機能を整理します。

  • 過去相談・回答の登録:相談文、回答文、対応メモを案件単位で蓄積します。
  • ファイル取り込み:txt、docx、xlsx、pptx、eml、テキストPDFなどから本文を取り込めます。
  • 新規相談からの類似過去相談検索:新しい相談文を入力すると、登録済みの過去相談から類似候補を表示します。
  • 類似度スコア表示:参考値として類似度を数値で表示します。
  • 抽出キーワード・参考理由表示:なぜその候補が抽出されたかの参考情報を表示します。
  • 過去相談一覧の閲覧・編集・削除:登録済みデータを管理画面から見直せます。
  • 利用者別ログイン:端末内のユーザー単位でデータを分けて管理できます。
  • 完全ローカル動作:登録データは端末内に保存され、インターネット接続なしでも利用できます。
  • 外部API送信なし:相談内容や登録データを外部サーバー・クラウド・外部APIへ自動送信しません。

表:LegalOS 法律相談の機能一覧

機能できること実務上のメリット注意点
過去相談・回答の登録相談文・回答文・対応メモを保存属人化を減らし、ナレッジを資産化登録運用を作らないと蓄積されない
ファイル取り込みtxt/docx/xlsx/pptx/eml/テキストPDF既存資料を活かして初期登録できるスキャンPDF・画像PDF・OCR非対応
類似過去相談検索新規相談から候補を表示「以前にも似た相談」を素早く呼び出せる0件登録では何も出ない
類似度スコア表示類似度を数値で参考表示候補の優先順位付けに使えるスコアは参考値、正解保証ではない
抽出キーワード・参考理由候補抽出の根拠を表示「なぜこの過去事例が出たか」が分かるキーワード一致≠論点一致
過去相談一覧管理閲覧・編集・削除誤登録や古い情報を見直せる削除前のバックアップは利用者管理
利用者別ログインユーザー単位の管理担当者ごとの作業区分本格的なアクセス権制御ではない
完全ローカル動作端末内で完結外部送信を伴わないバックアップ・共有は利用者側で運用
外部API送信なしクラウド・外部APIに自動送信しない情報管理上の選択肢として有用社内ルール上の取扱いは別途要検討
🔎 過去相談を「探せる状態」にしておく

過去相談・回答・対応メモを登録し、新しい相談から類似する過去相談を検索したい場合は、LegalOS 法律相談をご確認ください。出荷時点では過去相談データは0件で、登録運用を通じて少しずつ法務ナレッジを蓄積していくツールです。

LegalOS 法律相談でできないこと

誤解を避けるため、できないことも明確に整理します。

  • AIによる法律相談への回答
  • 個別案件への法的助言
  • 法律鑑定
  • 契約書の自動レビュー
  • 自動リスク判定
  • スキャンPDF・画像PDF・保護PDFの本文抽出
  • OCR(画像からの文字認識)
  • .msg形式Outlookメールの取り込み
  • クラウド同期
  • 複数端末でのリアルタイム共有

図解:LegalOS 法律相談でできること・できないこと

✅ できること

  • 過去相談・回答の登録
  • 類似過去相談の検索
  • 類似度スコアの表示
  • 抽出キーワード・参考理由の表示
  • 文書ファイルの取り込み
  • ローカル保存

⛔ できないこと

  • AIによる法律相談回答
  • 法的助言
  • 契約書自動レビュー
  • 自動リスク判定
  • OCR
  • .msg形式メールの取り込み
  • クラウド同期

対応ファイル形式と注意点

LegalOS 法律相談は、複数のテキストベース形式から本文取り込みに対応します。一方で、画像系・暗号化系・特殊形式には対応しない前提です。

表:取り込み対応ファイルと注意点

ファイル形式取り込み対象使いどころ注意点
txtテキスト本文メモ書きや書き起こし構造化されないため、要約が望ましい
mdマークダウン本文ナレッジメモ装飾記号は除去される場合がある
csv表形式テキスト相談一覧の一括登録列構成を整えておく
json構造化テキストシステム書き出しデータキー設計の事前確認が必要
xml構造化テキスト書き出しエクスポートデータタグ階層に注意
html記事・社内Wiki抜粋過去ナレッジ記事の取り込みタグ装飾は除去対象
docxWord本文過去回答書・相談記録図・コメントは本文化されない
xlsxExcel本文相談台帳・対応一覧セル結合・関数の扱いに注意
pptxPowerPoint本文説明資料・社内研修画像内文字は取り込めない
eml標準メール形式過去相談メール.msg形式は非対応
テキストPDFテキスト埋め込みPDF確定版回答・社外資料スキャン・画像PDFは非対応

スキャンPDF、画像PDF、保護PDF、OCR、.msg形式Outlookメールには対応しません。これらは別途、テキスト化したうえで取り込む前提となります。

類似度スコアの見方

類似度スコアは、新規相談と登録済み過去相談との文面・キーワード上の近さを示す参考値です。法的論点の同一性や、現在案件への適用可能性を保証するものではありません。

  • スコアが高い候補が、必ずしも現在案件に最適な過去事例とは限りません。
  • 事実関係・契約条件・法令・社内方針が異なれば、過去回答をそのまま使うことはできません。
  • スコアは「探すための手がかり」であり、「判断そのもの」ではありません。
  • 低スコアの候補にも、論点として参考になる過去事例が含まれる場合があります。

図解:過去回答を参照するときの注意点マップ

過去回答を参照する際は、現在案件との前提差を必ず確認してください。

事実関係の違い

当時の関係者・取引内容・契約金額の確認

前提が変われば結論も変わり得る

契約条件の違い

準拠法・解除・損害賠償・再委託条項

条項一つで回答方針が変わる

法令改正

下請法・個人情報保護法・労基法等

古い回答は現行法と齟齬の可能性

社内方針変更

承認基準・再委託基準・反社チェック

過去回答の前提社内ルールが変わっていないか

相手方・業界の違い

取引先業種・規模・継続性

業界商慣行・規制業種の差を吸収

リスク許容度の違い

事業重要度・取引規模・ブランド影響

「条件付きOK」の条件が異なる

専門家確認の要否

重要案件・新規論点・紛争リスク

過去回答を理由に専門家確認を省略しない

類似度スコアの限界

文面の近さ=論点の近さではない

スコアは出発点であって結論ではない

LegalOS Inbox・LegalOS 法律相談・LegalOS本体の違い

LegalOSシリーズ内で、相談・契約に関わるツールは役割が分かれています。受付・検索・案件管理を一つのツールに混在させないのが基本設計です。

  • LegalOS Inbox:メール・相談・依頼・添付資料を法務案件として受け付け、整理する受付ツール。新しい相談を仕切り直す入口。
  • LegalOS 法律相談:過去相談・回答・対応メモを登録し、新しい相談から類似する過去相談を検索するナレッジ管理ツール
  • LegalOS本体:契約依頼・契約審査・承認・差戻し・記録・証跡管理を案件単位で整理する案件管理ツール
  • LegalOS マスキング:契約書・相談資料・メール本文をAIに入力する前に、個人名・会社名・金額・取引先名などを伏せる前処理ツール
  • 法務AIプロンプト100選:ChatGPT等に何をどう出力させるかを示す指示テンプレート集

図解:LegalOSシリーズ内での役割分担

受付

LegalOS Inbox

相談受付・メール整理

検索

LegalOS 法律相談

過去相談・回答の検索

案件管理

LegalOS本体

契約審査・承認・記録

前処理

LegalOS マスキング

AI入力前の情報伏せ処理

指示

法務AIプロンプト100選

AIへの指示テンプレート

判断

人間

現在案件の最終判断

🧭 受付・検索・案件管理を使い分ける

メールや相談の受付整理にはLegalOS Inbox、過去相談・回答の検索にはLegalOS 法律相談、契約審査・承認・記録にはLegalOS本体を使い分けると、法務業務を段階的に整理しやすくなります。

法務AIプロンプト集との違い

「LegalOS 法律相談」と「法務AIプロンプト100選」は、しばしば混同されますが、役割が異なります。

  • 法務AIプロンプト100選は、ChatGPT等に「何をどう出力させるか」を示す指示テンプレート集です。自社の過去回答は含まれていません。
  • LegalOS 法律相談は、自社の過去相談・過去回答・対応メモを蓄積し、新規相談から類似事例を検索するナレッジ管理ツールです。最初から相談データは入っていません。
  • 両者は競合ではなく、補完関係にあります。過去事例検索(LegalOS 法律相談)と、AIへの指示テンプレート(法務AIプロンプト100選)を組み合わせることで、過去ナレッジを土台にしつつ、現在相談への追加質問・回答案・社内説明資料の下書きをスピーディーに作れます。
📚 過去事例検索とAI指示テンプレートを組み合わせる

過去相談・回答を検索するにはLegalOS 法律相談、現在相談への追加質問・回答案・社内説明資料の下書きには法務AIプロンプト100選を活用できます。

表:LegalOS 法律相談・Inbox・本体・マスキング・プロンプト集の使い分け

ツール主な役割使う場面注意点
LegalOS Inbox相談・依頼の受付整理メールや口頭相談を案件化したいとき受付であって判断はしない
LegalOS 法律相談過去相談・回答の検索類似過去相談を探したいときAI回答ツールではない/登録運用が前提
LegalOS本体契約審査・承認・記録契約案件として進める段階案件管理であり、ナレッジ検索とは別役割
LegalOS マスキングAI入力前の前処理外部AIに本文を入れる前マスキングすれば何でも入れて良いわけではない
法務AIプロンプト100選AIへの指示テンプレート追加質問・回答案・社内説明資料の下書き自社過去回答は含まれない

ローカル動作・外部送信なしの意味と注意点

LegalOS 法律相談は、相談内容・回答内容・登録データを利用者の端末内に保存し、外部サーバー・クラウドサービス・外部APIへ自動送信しません。インターネット接続なしでも利用できます。

ただし、ローカル動作だからといって、情報管理上の検討が不要になるわけではありません。次のような点は、利用者側で運用ルールを定める必要があります。

  • バックアップ:端末故障・誤削除に備えた定期バックアップ
  • 社内共有:複数担当者で参照する場合の共有ルール(実機能としてのリアルタイム共有ではない点に留意)
  • 端末移行:PC交換時のデータ移行手順
  • アクセス管理:端末の物理セキュリティ、ログイン管理
  • 機密度管理:内部通報・人事情報・営業秘密などを登録する場合の取扱いルール

LegalOS 法律相談が向いている会社・向いていない会社

区分該当する状況
向いている会社
  • 過去相談・過去回答がメールや担当者の記憶に散らばっている
  • 似た相談が繰り返し届く
  • 一人法務・少人数法務で過去回答を探しやすくしたい
  • 前任者・ベテラン担当者の知見を残したい
  • 法務相談対応の属人化を減らしたい
  • クラウド型ではなくローカル型で小さく始めたい
  • 類似過去相談を参考にしながら現在案件を検討したい
向いていない会社
  • 過去相談・回答を蓄積する運用を作るつもりがない
  • 最初から法律相談への回答が入っているツールを期待している
  • AIが法的結論を出すことを期待している
  • 契約書の自動レビュー・自動リスク判定を求めている
  • クラウド同期や複数端末リアルタイム共有が必須
  • スキャンPDFや画像PDF、.msgファイルをそのまま取り込みたい

注意点:過去回答は「参考情報」であって「現在案件の答え」ではない

最後に、最も重要な注意点です。LegalOS 法律相談で取り出した過去回答は、あくまで参考情報です。現在案件にそのまま使える「答え」ではありません。

  • 過去回答は、当時の事実関係・法令・社内方針・リスク許容度に基づいた判断です。
  • 現在案件とは、前提が異なる可能性があります。
  • 法令改正、裁判例、行政ガイドライン、社内規程変更、事業方針変更に注意してください。
  • 重要案件、新規論点、紛争リスクを伴う案件では、弁護士等の専門家への確認を検討してください。
  • 類似度スコアが高いことや過去回答があることを理由に、現在案件の検討を省略しないでください。
🧩 法務業務を段階的に整理する

過去相談・回答を検索できる法務ナレッジとして残したい場合はLegalOS 法律相談、メール・相談の受付整理にはLegalOS Inbox、契約審査・承認・記録にはLegalOS本体、AIへの指示テンプレートには法務AIプロンプト100選をご活用ください。

いずれも、最終的な法的判断・回答内容・リスク判断は、法務担当者・責任者・必要に応じて弁護士等の専門家が行うことを前提としたツールです。

まとめ

  • LegalOS 法律相談は、過去相談・回答・対応メモを登録し、新しい相談から類似する過去相談を検索する法務ナレッジ管理ツールです。
  • AIが法律相談に回答するソフトではありません。
  • 類似度スコアやキーワードは、過去事例を探すための参考情報であり、法的正しさや現在案件への適用可能性を保証しません。
  • 一人法務・少人数法務では、過去相談を検索できる状態にすることで、属人化を減らし、回答品質と対応スピードを安定させやすくなります。
  • LegalOS Inboxは受付整理、LegalOS 法律相談は過去相談検索、LegalOS本体は案件管理・承認・記録という役割で使い分けます。
  • 過去回答は参考情報であって現在案件の答えではない、という運用ルールを組織内で共有することが重要です。

次回は「社内法務相談の聞き取り項目を整理する方法」を解説します。LegalOS 法律相談に過去相談・回答を登録していくうえでも、相談を受け付ける段階での聞き取り項目の整理が出発点になります。

Legal GPT 実務ツール

記事で学んだ実務を、そのまま使える道具にする。

法務実務にそのまま投入しやすいAIプロンプト集に加え、 契約受付、契約管理、過去相談検索、契約書整形、マスキングまで、 LegalOSシリーズも順次公開しています。

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